平成29年6月理事長コーナー
- 2017年6月3日
- 甲府あら川こども園
理事長コーナー
さらなる発展を目指して
私は、いろんな研修へ行きます。
船井総研の幼稚園保育園経営研究会という研修グループにも加盟していて2ヶ月に1回東京その他で研修会に出席しています。6月は熊本の保育園の視察研修に行きます。
先週の土曜日も別の研修会に参加するため各保育園職員6名と私で池袋の研修ルームで1日研修を受けてきました。
この研修では、自立した子を育てるために未満児から自分のことは自分でやる習慣をつける。問題があって、発達障害かもしれないと思われる子供も、大半は親の育て方に問題があり、自分のことができなくなってしまっているようです。
例えば、朝登園の時に歩けるのに抱っこして保育室まで連れて行く、子供の靴をお母さんが脱がしてやる。下駄箱にもお母さんが入れてあげるなどが典型的な甘えを助長する子育てになります。
愛情を注がなければ子供は、素直に育たないと言われ、甘えさせる教育が世間では正しいとされています。子供が泣いて入れば泣き止むまで一緒にいてあげるというなどです。
子供はお母さんがついている間ずっと泣き続けます。お母さんに靴を脱がしてもらうまで泣き続けます。だから竜王南あら川保育園では、玄関で子どもをお預かりして、お母さんにはそのまま会社に行ってもらうことにしました。
まだやり始めたばかりで泣いてしまう子供もいますが、多分1週間から2週間お母さんが頑張ってくれれば子供は一人で全ての支度するようになります。お母さんの頑張りが必要ですお願いします。
向上心とチャレンジ精神を持つ
城西福祉会の行動指針に「向上心とチャレンジ精神を持って仕事に励みマンネリ化を排除する。」
と言う言葉があります。
常に改善を考え進化していく組織を目指しています。
自分のことは自分でする、子供の喧嘩などもなるべく仲裁に入らず見守る
子供が泣いている時にもなるべく見守り子供が自ら泣き止み行動することを促しております。
保育士の様子を見ていると泣いている子どもを放っておいているように見えますが見守っているので心配ありません。
子供が自ら立ち上がり行動するまで待っています。
この保育を実施してから子供たちは泣くことが少なくなりまた自ら行動できるようになりつつあります。
家でも一緒に子育てをしましょう
お家でも子育てを一緒にやってあげてほしい、方法を教えてもらいました。
台所で食事をお母さんが作っている時に、お母さんの見えるところに机を置いて、粘土遊びや、お絵かきをさせる(塗り絵)。机で遊ばせることが大事だそうです。
床で遊ばせると落ち着かない子供になってしまうそうなので、机で遊ばせる、それをお母さんが工夫して15分、30分、1時間と遊ばせていると子供はとても落ち突いたしっかりした子に育つそうです。
1歳からやると良いそうです。
城西福祉会の保育園でも、未満児の子供たちもなるべく机の上で粘土遊びや塗り絵をしています。
なぜ、粘土遊び、塗り絵なのかというと、指先の発達を促すためです。全て理論に基づいてやっています。
体操で壁逆立ちをやっているのも理由があります。脳科学で証明されたことに基づいています。逆立ちをすることにより、脳に酸素が流れ込み脳が活性化されます。
また、運動は子供の脳を刺激し脳の発達を促進します。0歳から6歳までに脳の発達をさせないと7歳以降はほとんど脳の発達は無くなるそうです。脳は6歳までに90%発達してその後は成人まででも10%の発達しかしないそうです。
また、逆立ちにより腕の筋肉を強くし、その後のブリッジや跳び箱をケガをしないようにするためです。
将来小学校、中学校に行った時に登校拒否や、引きこもりになってしまう子供もたくさんいるそうです。今の教育はそのことに目をつぶり、愛情を持って育てることばかりを強調しています。
少し子育てを見直す時期が来ているように思います。
運動している子供に引きこもりはありません。小学校で自信を持って読み書き計算ができる子に落ちこぼれはありません。一緒に社会に貢献できる最高の人を今から育てましょう。
少しずつ進化していく城西福祉会の保育を見守っていただけるようによろしくお願いいたします。
ここで注意があります。子供にお母さんが言って効かすことはしないでください。子供は言葉で言われたことはわかりません、いくら強い言葉で言っても子供には伝わりません。方法は顔の表情と、あと泣いても自分でやるまで見守ることです。お母さんが泣いている子に注意するとまた泣き始めます。我慢です。自分で立ち上がるまで待つことです。最初はきついと思いますがすぐに子供は自分で立ち上がります。お母さんが困った仕草をしなければ・・。厳しい表情を崩さないでください。